信州の建築家・ノート
建築は、完成してからのメンテナンスと日頃の管理、対応が
たいせつです。
どんなことでも、対応が遅れると、いずれはおおきな出費を強
いられる事になります。
それには、設計者との協力が大事で、工務店(建設会社)に
も協力していただき、できれば、問題時にはこまめに対応でき
るように心がけましょう。(完成してからのこうした経費も必要で
す。)
今年の4月1日からは、引き渡される新築住宅には、消費者
保護のために1棟につき2.000万円の供託金かそれに代
わる保険に加入する義務が建設会社に義務付けられました。
これからはますます、設計事務所が、建設会社が、あるいは、
建主の皆さんが信用保証の保険や建物の長期保険などに入
ることが重要になってくるでしょう。
建物は、あなたの財産です。
私の小説・・・・・・
頑張れ!セルフビルダーより~
ここまでは問題ないのだが、熊田はうっかり、肝心のビルのテナントについて考えるのが遅すぎた。熊田は、工事が始まると、自分の世界に埋没するようなところがあって、工事を始めてから暫くして、ようやく新聞広告などでテナントの募集をした。
だが、ここで広告に手間取ったせいか、入居者がなかなか見つからず、建物が完成したものの、それからずるずると半年が経ってしまった。建物は使用しないと直ぐに老朽化する。特に、設備のボイラーや給排水設備、エアコンは機能が低下し、窓を締め切っていたりすると、空気が流れないから湿気やカビで建物が傷む。「このまま空きビルにしてたらまずい!他に何か考えなくちゃあ・・・そうだ!まてよ!これはいいチャンスかもしれない、それならいっそ、ここいら辺にない誰も思いつかないような面白い店でもやってみるか!」熊田は、そう思った訳である。
熊田は、あれこれ思案を巡らしているうちに、テキサスの工場で作っているガラス瓶を店内のケースに並べたり、アメリカの小物類を売るインテリアショップを思いついた。だが、こういう品揃えの店だけでは、思うように客は呼べないことを承知していたので、このショップとジョイントで、分厚いステーキをメインディッシュに盛り立てた、カナディアンレストランを始める事にした。