2010年01月 アーカイブ

2010年01月01日


明けましておめでとうございます


2010年がスタートいたしました。

皆様におかれましては本年も又、良
い年でありますようお祈り致してお
ります。

今年は諏訪の御柱祭が行われます。

お祭りへの期待と同時に、良い建築
を目指す気持も高まるばかりです。

本年もまた宜しくお願い申しあげま
す。

笠原 顕司

2010年01月02日


諏訪大社から謹賀新年


今日は諏訪大社上社へ初詣に行って来ました。

毎年の事ながら、なかなかの賑わいでした。
今年は、御柱の年なので、いつもとはなにか
違った感慨を覚えました。


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2010年01月06日


信州の建築家ノート


真冬のモクレンのつぼみはどうなってるかと思い、
のぞいてみました。

ヤッパリ春に向けて、しっかりつぼみをこしらえ
ていました。


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私の小説・戦う住宅より~

 彫刻家の決意~


 ところが、そう思ったとたん、舞子のニュルニュル伸びたロクロ首が、自分をぐるぐる締め上げ、束縛されるような空想に捕らわれた。彼女を弟子にするかどうかと自分に問いただす間もなく、舞子のオーラに思わず我が身がキュッと縮まったような気がした。

 しかし、正三の狼狽をよそに、舞子は、それからずっとこの家に居座ったのである。
 
 舞子はしばらくの間、呆れるほど口が重い正三に戸惑った。

 正三は、
 「おまえ、東京へは帰らなくてもいいのか、両親が心配してるだろう・・・いつまで居るつもりなんだ・・・」と言うばかりで、問いかけには反応するが自分から喋ろうとしない。
 
 それがある日のこと、正三のベースギターとのデュオでアルトサックスを演奏すると、これが思いもかけず二人の距離をグッと縮めた。
 サマータイム、オータムリーブス・・・正三のベースは確かな低音域を刻み、これがサックス奏者の体内リズムに共鳴した。彼女はまどろみながら群青色の深海を泳ぐ夢のような気分に陶酔した。

 そんな日々を送っていた二人だが、舞子の両親がこれを放っておく筈が無かった。なぜなら、彼らは、娘が取り付いた相手が貧乏神のような彫刻家だと案じていたからだ。
 
 とうとう東京から二人揃って娘を連れ戻しに来た。東京の大使館に勤める、まさしく見上げるように背が高く厳つい赤ら顔に青い目の父、細面で小柄で色白な日本人の母であった。
 
 しかし、舞子は、ここでの暮らしが肌に合うと言い、両親には会おうとしなかった。
 
 それでも両親は幾度も来た。その度、父親のディックは大きな体を揺すりながら、身振り手振りで何やらよく聞き取れない日本語でまくし立てた。

 母親の幸恵はそれをなだめようとおろおろした。父親は何を言っても正三親子には通じないので、そのうちに諦めたのか、肩をすくめ母親と顔を見合わせては、ため息をつくばかりだった。

 正三の母の澄枝は、これに追い打ちをかけるように、両親に対してのらくらと二束三文の骨董を売り込んだり、出雲の神々の話をしては面食らわせた。
 ディックの日本びいき、骨董好きをいいことに、舞子をいっそ息子の連れ合いにしようという目論見もあった。両親は、ただ澄江に翻弄されるばかりで、仕舞いには食あたりのような妙な気分に襲われそのうちぴたっと来なくなった。


  つづく・・・

2010年01月10日


寒い日です・・


このところ気温が上がらない日が続きます。

上の写真は、レンギョウのつぼみ、下の写真はドーダンツツ
ジのつぼみです。
まだまだつぼみは小さいですが、日一日おおきくなることで
しょう。

春はまだまだ遠い・・


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2010年01月13日


雪、ゆき、ユキ・・


朝起きたら一面の雪景色ではありませんか・・

今年もいよいよ冬本番、まっただ中でしょうか・・

これから雪かきが増えて、燃料費も増えて・・

きょうの朝の窓の外は、まあこんな具合なんですが・・・

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昨日は、家づくりの会の窓口当番で、夜遅く高速バスで東京
から帰ったのですが、途中、中央道八王子付近は除雪のため
に渋滞しておりました。

皆さんも風邪など引かないようにくれぐれも・・・

2010年01月15日


信州の建築家ノート


写真は、我が事務所でたいそう便利な除湿器です。

冬は暖房器具を使ったり、乾燥してはいけないと
ばかりにヤカンなどで加湿しますから、朝になる
と窓にべったりと結露が生じ、そのせいか、紙類
などが湿気てしまいます。

そこでこの除湿機のお出ましというわけで、これ
で少しは湿気を取り除こうという具合なんです。

よろしかったら、お使いになったらいかがでしょ
う。びっくりするほど水が溜まりますよ。

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私の小説・戦う住宅より~

 彫刻家の決意~

 正三は、舞子のような相棒との暮らしも悪くないと思った。

 木下が過去にしでかした自分の彫刻への扱いに対する憤りが日を追うごとに崩れ始めるや、こんどは自分を助けてくれる人間が傍にいるという安堵感が清水のように湧き上がってきた。
 
 そして、それが正三の体を次第に包み込んでいった。出会いとは不可思議なものだと思った。
 
・・・・
 正三はその頃、同じ夢をよく見たと言い、私にこの夢の話をしてくれたが、それはこういうような夢だった・・・
 
 ある日、深い森に入って行くと、数え切れないほどの色とりどりの垂れ幕のような薄い布が連なり、それは風にひらひらしながら山間をぬって、山の頂上の方までずっと続いている。

 ここは日本なのか、もしや外国なのか・・・その繋がった布はどこかしら色彩画家の木下の絵のようにも見える。しばらくそういう風景に見とれていると、向こうの小道の方から数人の冠をかぶり、白袴で束帯を纏った神官が、ゆっくりした足取りでこちらにやってくる。

 よくよく見ると小さな裸婦像の「夕月」を抱え、毛糸の帽子を被った木下に似た者がその中に混じっている。正三は思わずその神官に向かって、僕の「夕月」を返せと言うと、彼は黙ったまま次第に牧神のような風貌に変わり、いつしか下半身は美しい白馬になった。
 
 それから、持っている先の細い、手元が曲がった木の杖で何やら指し示し、
 「近いうちに君を助ける神が、東の方角から現れいづるであろう、・・・」と言った。

 正三は驚いて、もう少し詳しくその話を聞こうと思い、牧神に膝を折って近づこうとしたが、その瞬間、牧神のような木下によく似た白馬も夕月も黒っぽい神官達も布の連なりも跡形もなくどこかに消え去ってしまった。

 不思議なことに、舞子が現れたのはその夢の後だった。


   つづく・・・

2010年01月21日


大寒の次の日は雨


このところ寒波がつづくと思っていたら、
昨日から雨になった。気温もにわかに上昇し
た。大寒だというのに・・

最近は真冬に雨が降ることがあるが、その
昔は、信州ではこういう気候は考えられな
かったのではなかろうか。

冬の雨はどうも馴染まない、ひと頃スキーを
よくやったものだが、10年前のあの頃でさえ、
スキー場が雨になることは稀だった。

これも地球温暖化現象の一つなのだろう。

冬の風情は、やはりコンコンと音もなく降りし
きるユキの気配ではなかろうか。

ただし、朝起きたらドアが開かないほど積も
っているのも困るが・・・

2010年01月25日


信州の建築家ノート


ホームページのトップ表紙をチェンジしました。

今年もまた質の良い住宅や多方面の建築を造る
お手伝いをしたいと思います。

今後とも宜しくお願い申しあげます。

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私の小説・戦う住宅より~

 ある彫刻家の決意~

舞子の居候をどうしたものかと案じていた澄江は、舞子に対し、物置に入ると骨董に紛れ込んだ魑魅魍魎の闇が纏い付く、などとその場で思いついたことを言い並べ、暗に物置への立ち入りを牽制した。

 澄江は、商売もさることながら、連れ合いの形見の骨董に埋もれて暮らすのが気に入っていたからだ。だが、正三の心を引き寄せたい舞子は、あえて骨董にこだわる澄江を相手にせず、そんなことにはお構いなしに毎日のように物置に出入りし、要らぬと思うモノに次々と青い荷札をつけてまわった。

 正三は、ひと頃、毎日のようにウイスキーをあおり酔い潰れ、腐れきっていた。時間の観念がうつろに遠ざかり、頭を掻きむしったり、ダメだ、ダメだ・・・と意味不明なことを発しながら、壁に頭を何度もぶつけたり、ようやく出来かかった作品を後先を顧みずに破壊してはうなり声に荒んでいた。

 嘗ての彼の制作現場は貧しく、裸で、沈黙の暗闇に停滞していた。舞子はそういう正三を知る由もない。だが、舞子が来てからは、正三の心の奥深く沈殿していた創造への想いが、少しずつ表に浮き出てくるようになり、それが作品にもじわりと現れ始めた。

 彼女は、暫くして出雲の家に慣れてくると、次第に大陸的な物怖じしない性格が現れ出した。ある日何を感じたのか、アトリエの暗い室内に散らかった干からびたカボチャや北海道で拾った動物の頭蓋、海岸の砂丘で見付けた貝殻や腐った木の実、古びた掛け時計や路傍の石ころなどを、手当たり次第捨てようとした。

 しかしそれを見て思い余った正三は、 
 「それは俺には大事で・・捨てられると困るモンだからやめといてくれんか」と諭した。そして、床に放り出し無造作においてあるゴミのような収拾物に目をやりながら、
 「君はこんなモノは汚い収集物やがらくただと思うかもしれん・・しかしこれでもなにがしかは創造の泉になると思ってる・・・」と言った。

 それに対して舞子は、
 「創造の泉ねえ・・・ふうんそうなの・・・それにしてもなんでまたこういう腐ったような汚いカビが生えたような物までぐしゃぐしゃ置いとくのよ!こんなもの、どれもこれも、湿っぽくて気持ち悪くて邪魔でしょ、こんなのどこがいいっていうのよ」と干からびた黄色いカボチャをさも迷惑だと言わんばかりに眉間に皺を寄せながらつまみ上げた。


   つづく・・・

2010年01月28日


今日はみぞれのような・・


雨が降ったり、途中から雪になったり、峠に霧が
出たり、時々雲間から日が照ったり・・一日中、
陽がささず寒い一日だったり。

そうかと思えば、日中の日差しが温かかったり、
路面が凍っていて車がスリップしたりと、この
ところ冬しか味わえない季節を楽しんでおりま
す。

今日は、朝のうちは雪だったのですが、午後から
は、みぞれのような雨まじりが降って参りました。

我が家では石油が熱源なので、この季節、石油タ
ンクがあっという間に空になります。


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2010年01月31日


今日で1月も終わり・・


私は、1月は何かと忙しかったのですが、いかが
お過ごしでございましたか。

2月は13日、14日に岡谷テクノプラザでASJ
の建築展があります。
どうか、覗いて見て下さい。

それまでにこの模型が完成すれば良いのですが、
まあ、途中でも出展するつもりです。


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