蓼科の今日は快晴でした。
八ヶ岳も渓谷もご覧のような風景。
標高が上がるにつれ、木々の葉のほころびも
まだまだのようでしたが、雑木の間の雪も
消え、下草の芽吹きも始まっているような
印象でした。
八ヶ岳の風景
渓谷の川も水ぬるむ
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私の小説・戦う住宅より
雄馬の憂い(頑張れ!在来工務店)
ある時、親会社が負債を抱えて倒産し、そのしわ寄せで賃金が未払いとなった。幸い夜逃げには至らなかったが、大工と親会社との結びつきが強い分、親会社の資産が裁判所に差し押さえられたことによる「とばっちり」は甚大で、現実の厳しさというものが骨身に滲みたのである。とまれ、こういう事は多々ある。
私は、いまでも時々雄馬に会う機会があるが、建設会社に在籍していた頃から現在にいたるまで、雄馬にはこのような持論を伝えている。それは、
「外材に頼らずに、もっと国内産の材木を使ったらどうだろう、使わなければ国の資源を保護し活用する道は開かれない」という提案である。
日本の材木問屋には、どこもかしこも外国産の安い材木がひしめいている、しかし、将来を考えるなら、国内産の材木を使わないと、国の財産をみすみす失うことになりはしないか、当然の事ながらこのままでは保全の為の資金すら回らず、豊富な森林は間引きも出来ずに、自滅することになりかねないのではないか。
そうならないように、率先して国内の材木を使うことで森林が蘇り、植樹もできる、広葉樹も増える、だから、互いに協力しようと言ったものだ。
雄馬はこれに対して、
「それには僕も同意見です、もちろん、そういう心がけをしていこうと思いますよ、日本の資源を生かさなくちゃあ、これから先が望めません、国産材の利用は工務店の将来にも繋がってくると思います、それには、国の公共事業をもっと林業に振り向けてもらい、国産材の流通ルートを増やすことだと思うし、市場で競争力を持てるよう価格を抑えることです、そうすれば、もっと広く普及すると思うんですが・・・」と言っている。
国内の材木を使うことについては、異論は少ないと思う、そこにはコストの問題や、流通ルートの確保などがあり、外材に対抗するには、多々、クリアーしなければならない問題もある。だが、少なくとも流通量が増えれば、それに応じてコストはゆっくりしたペースで抑えられてゆくだろうと思う。
つづく・・・
