久しぶりの建築家ノートです・・・
残暑が厳しいですが、体力を減じないように
気を付けましょう。
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小説・戦う住宅
・・「快適な家」より
我々はいろいろな場所に住んでいる。そこは、もしかしたら年中蒸し風呂のような赤道近くかもしれないし、あるいは、地吹雪の荒れ狂う厳寒の最果ての地やもしれない。
そうは言っても、殆どの人類が暮らす場所は、寒暖極まる所ばかりではなく、比較的穏やかな場所が多いであろう。そういう所は、生きるための理に叶っているからだろうが、中には、暖冷房も要らずに暮らす人達も居るに違いない。
たとえ電気やガスや石油が無かったとしても、そういうところでは人の知恵によって屋根の庇を深くして日差しを遮ったり、家はオープンでも窓は草木で覆い、暑ければ団扇で風を送ったりすることで、涼を得られるかもしれない。いずれにしろ、私達は、いつでもどこでも快適に暮らしたいものだ。
おおよそ人類は、どんな環境にも適応する知恵を持ち、そこに張り付きながら各々の日々の営みを求めているように見える。勿論、生まれながらに何も気にせず先祖代々受け継いだ習慣を守りながら、黙々と住んでいる人々もいる。
住んでいる人がどういう暮らしを求めようと、等しく住宅を考えるなら、そこが仮にも内と外を隔てる囲いも要らない洞窟のような場所を除けば、少なくとも外気に左右されない為の備えや様々な工夫が要る。そうでなければ、雨風が吹き付け、身を守るどころではない。
つづく・・・